本を出版しました。

当院の院長が6月30日に本を出版いたしました。

「D.D.パーマーの生涯:知られざる創生のカイロプラクティック」というタイトルで、カイロプラクティックの創始者D.D.パーマーの伝記です。

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カイロプラクティックは19世紀末にアメリカで誕生しました。
D.D.パーマーはカナダ人で、20歳のときにアメリカ東部に渡りました。学校の教師や農家などの職につき、大きな成功も挫折も味わいました。そんな彼がカイロプラクティックを創始したのは50歳のときでした。
D.D.パーマーが、人の身体を治す仕事に携わるようになったのは41歳になってからです。あるとき、患者さんの背骨にみつけたコブのような膨らみを手で押し戻したところ、患者さんの症状が治ることを発見しました。そして、その治療法を「手の技」を意味するカイロプラクティックと名付けたのです。
D.D.の治療はたいへん評判を呼びました。19世紀末のアメリカの医学は、まだまだ未発達で、一般大衆は医学に不満を持っていました。D.D.は、ほとんどの病気は背骨に原因があると信じ、あらゆる病気を治療しました。カイロプラクティックの学校も設立し、後身を育成しました。その結果、医学会の反感を招き、医師法違反で逮捕されてしまいます。D.D.が牢屋に入っている間に、息子のB.J.パーマーがカイロプラクティックの実質的なリーダーとなり、その後カイロを益々発展させました。
牢屋を出たD.D.は、失意のうちに学校を離れ、西海岸へと旅立ちました。そこで息子への嫉妬心を募らせながらもカイロの研究を重ねて、68歳で生涯の幕を閉じました。

本書は、D.D.パーマーの人生と思想に焦点を当てた日本初の伝記になります。カイロプラクティックの本にはなりますが、カイロプラクティックを専門としていない方でも理解しやすいように、読みやすく書いています。

ご興味のある方は是非読んでみてください。