肩こりについて

肩こり

肩こりは、腰痛と並んで国民病ともいえる症状です。厚生労働省の調査(平成22年)では、私たちが自覚する症状の1位と2位を肩こり(女性では1位、男性では2位)と腰痛が占めています。実際、当院に来院される方も、肩こりに悩まされている方は非常に多いです。

肩こりとは、後頭部から首、肩、肩甲骨部の緊張や痛みを指します。そのため、肩こりと言っても、その症状は、Aさんにとっては肩全体が重たい感じだったり、Bさんにとっては後頭部が締め付けられるような感じだったりと様々です。肩周辺の組織のこり感や痛み症状を総称して「肩こり」と読んでいるわけです。

危険な肩こりもある

肩こりの場所が様々なら、その原因も様々です。その中でも気を付けなければいけないのは、関連痛といって内臓の異常を示すサインとしての肩こりです。例えば、右肩のこりは胆のうや肝臓の病気が原因で起こる場合があります。なかには、狭心症などの心臓の病気が、左肩への痛みとして現れるようなこともありますので、注意が必要です。

このような危ない肩こりとは違い、いわゆる一般的な肩こりは、主に筋肉の使い過ぎによる疲労、姿勢の問題、目の疲れ、冷え、ストレス等々が原因です。これらは、自身の生活環境を見直すことで、ある程度解消することができます。

自分でできる肩こり対策

まずは、普段自分がどんな姿勢で過ごしているかを考えてみましょう。同じ動作ばかり繰り返しているとか、悪い姿勢で過ごしているなら、それを改善できるか考えてみましょう。

例えば、仕事で長時間のデスクワーク(パソコン等)をしているのであれば、机と椅子の高さがあっているか確認しましょう。机が低すぎると頭が下がってしまったり、高すぎると肩に力が入ったりして、首の後ろや肩の筋肉を緊張させてしまいます。肩の力を抜き、肘を90度程度に曲げて、机の上に手を置ける高さが理想的です。

時々、休憩しましょう。常に同じ姿勢でいれば、同じ筋肉ばかりを使うことになるので、当然疲れてきます。また、長時間パソコン画面や書類に向かうことは、目の焦点を同じ距離に保ち続けることとなり、目を疲労させます。作業に集中し過ぎて、知らず知らずのうちに歯を食いしばったりしてはいないでしょうか? ここまでくると、肩こりのみならず、頭痛も起きてしまうかもしれません。肩や目の筋肉がこり固まってしまう前に、時々、立ち上がって身体や肩を動かしたり、遠くを眺めたりしましょう。違う動作を行うことで筋肉の緊張をとき、肩こりを予防することが大切です。

気分転換も大切

体の緊張だけでなく、心の緊張も肩こりに影響します。精神的なストレスがかかると、神経が高ぶり、身体は緊張して血行不良になって、肩こりに悪影響を及ぼします。休日には趣味や運動をして気持ちをリフレッシュさせると良いでしょう。また、就寝前にぬるめのお風呂につかると、副交感神経が刺激されて血行も良くなり、リラックスして眠りにつきやすくなります。

それでも良くならないときには

つまり、一般的な肩こりは、同じ姿勢で長時間過ごしたり、ストレスを感じたりすることで、肩や首の筋肉を緊張させて、負担をかけてしまうために生じてしまうのです。ですから、通常であれば運動をしたり、十分な睡眠をとったり、気分転換をしたり、あるいは仕事が一段落すれば自然と解消されるものです。

「自然に解消、と言うけど色々やってみても自分の肩こりは良くならないよ」という方もいらっしゃると思います。長い間肩こりを患っていたり、仕事柄どうしても肩こりになりやすいという方の場合、そう簡単には改善しないのが、肩こりの厄介なところです。それは、本来の体の動きや姿勢に戻れない状態になってしまっているからです。

そういう時には、当院をご利用下さい。動きのおかしくなった背骨や肩の関節等を調整すると、ずいぶんと楽になります。施術によって肩こりの原因となっている姿勢が改善され、自然にこりが和らいでいきます。仕事柄、肩こり姿勢は避けられないという場合は、定期的なメンテンナンスが必要かもしれません。いつもの肩こり姿勢をリセットさせることが大切です。

その上で、先に述べたような自分でできる肩こり解消法や運動を行えば、毎日の生活の質も変わってくるはずです。